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Lesson5 / 6

初めてのPythonプログラム - Hello World

目次

このレッスンで学ぶこと

  • Pythonで最初のプログラムを書く方法
  • print()関数の基本的な使い方
  • プログラムの実行と結果の確認方法
  • よくあるエラーとその対処法

なぜ「Hello World」なのか?

プログラミングの世界では、新しい言語を学ぶとき「Hello World」という文字を表示するプログラムを最初に書く伝統があります。

この伝統の理由:

  • 画面に文字を表示するという、最も基本的な動作を確認できる
  • 開発環境が正しく動いているか確認できる
  • プログラムの「書く→実行→結果を見る」という流れを体験できる

料理で例えるなら、包丁の使い方を覚える最初の一歩。簡単だけど、とても大切な第一歩です。

💡 豆知識: 最初の「Hello World」プログラムは、1978年に出版されたC言語の教科書で紹介されました。それ以来、プログラミング学習の第一歩として世界中で使われています。


Pythonで文字を表示する

Pythonで画面に文字を表示するには、print()関数を使います。

最もシンプルな例

Python
print("Hello World")

たったこれだけです!実行すると、画面に以下のように表示されます:

実行結果:

Hello World

コードの構造を理解しよう

Python
print("Hello World")
  ↓       ↓
関数名   表示したい文字

各部分の役割:

部分名前役割
print関数名「画面に表示する」という命令
( )括弧関数に渡す情報を囲む
" "クォーテーション文字列(文字のデータ)であることを示す
Hello World文字列実際に表示される内容

💡 重要: print は Python が最初から用意してくれている「組み込み関数」です。特別な準備なしにすぐ使えます。


具体例

例1: 日本語も表示できる

Pythonは日本語にも対応しています。

Python
print("こんにちは、Python!")

実行結果:

こんにちは、Python!

英語でも日本語でも、絵文字でも、同じように表示できます。

Python
print("🐍 Pythonで学習スタート!")

実行結果:

🐍 Pythonで学習スタート!

例2: 複数行の文章を表示

Python
print("私の名前は太郎です")
print("Pythonを勉強中です")
print("プログラミングは楽しい!")

実行結果:

私の名前は太郎です
Pythonを勉強中です
プログラミングは楽しい!

💡 ポイント: print() を複数回書くと、それぞれ別の行に表示されます。


例3: 数字や記号も表示できる

Python
print("2025年からプログラミング学習スタート!")
print("目標: Pythonマスター★★★")
print("進捗: 5%")

実行結果:

2025年からプログラミング学習スタート!
目標: Pythonマスター★★★
進捗: 5%

例4: 空行を入れて見やすくする

何も書かない空の print() を使うと、空行を入れられます。

Python
print("セクション1")
print("ここが1つ目の内容です")
print()
print("セクション2")
print("ここが2つ目の内容です")

実行結果:

セクション1
ここが1つ目の内容です

セクション2
ここが2つ目の内容です

💡 使い所: 長い文章を表示するとき、空行を入れると読みやすくなります。


例5: 装飾的な表示を作る

Python
print("======================")
print("  Pythonプログラム  ")
print("======================")

実行結果:

======================
  Pythonプログラム
======================

記号を使って、見栄えの良い表示を作ることもできます。


例6: シングルクォーテーションも使える

文字を囲むとき、ダブルクォーテーション(" ")の代わりに、シングルクォーテーション(' ')も使えます。

Python
print('Hello World')
print("Hello World")

実行結果:

Hello World
Hello World

両方とも同じ結果になります。どちらを使ってもOKです。

使い分けのコツ:

Python
# 基本はダブルクォーテーション
print("これが標準的な書き方です")

# 文章の中に " が含まれる場合はシングルクォーテーション
print('彼は"こんにちは"と言った')

# 逆も可能
print("It's a beautiful day")

実行結果:

これが標準的な書き方です
彼は"こんにちは"と言った
It's a beautiful day

💡 推奨: 迷ったらダブルクォーテーション(" ")を使いましょう。


よくある間違い

初心者が必ずと言っていいほど経験する間違いを見ておきましょう。エラーメッセージと一緒に覚えると、実際にエラーが出たときに対処できます。

間違い1: クォーテーションを忘れる

Python
# ❌ 間違い
print(Hello World)

エラーメッセージ:

SyntaxError: invalid syntax

原因: 文字を表示するときは、必ず " " または ' ' で囲む必要があります。

なぜエラーになるのか: Pythonは HelloWorld を「変数名」だと認識しようとしますが、変数が定義されていないのでエラーになります。

Python
# ✅ 正しい
print("Hello World")

間違い2: 括弧を忘れる

Python
# ❌ 間違い
print "Hello World"

エラーメッセージ:

SyntaxError: Missing parentheses in call to 'print'

原因: Python 3では、print は関数なので、必ず ( ) を付けます。

💡 豆知識: Python 2では print "Hello" と書けましたが、Python 3からは必ず print("Hello") と書く必要があります。

Python
# ✅ 正しい
print("Hello World")

間違い3: クォーテーションが閉じていない

Python
# ❌ 間違い
print("Hello World)

エラーメッセージ:

SyntaxError: unterminated string literal

原因: " で始めたら " で終わる、' で始めたら ' で終わる必要があります。

ヒント: 開始と終了が対になっているか確認しましょう。

Python
# ✅ 正しい
print("Hello World")

間違い4: 全角文字を使ってしまう

Python
# ❌ 間違い(全角のカッコと引用符)
print("Hello World"

エラーメッセージ:

SyntaxError: invalid character

原因: プログラムのコード部分(print、括弧、引用符など)は必ず半角英数字で書きます。

見分け方:

  • 半角: print("Hello") ← 文字が細い
  • 全角: print("Hello") ← 文字が太い
Python
# ✅ 正しい(半角)
print("Hello World")

💡 覚え方:

  • コード部分(命令): 必ず半角英数字
  • 表示する文章の中身: 日本語OK、全角OK

間違い5: スペルミス

Python
# ❌ 間違い
pint("Hello World")  # print を pint と書いてしまった

エラーメッセージ:

NameError: name 'pint' is not defined

原因: print のスペルが間違っています。

ヒント: エディタの補完機能を使うと、スペルミスを防げます。

Python
# ✅ 正しい
print("Hello World")

練習問題

問題1(基礎)⭐☆☆

以下の3行を表示するプログラムを書いてください:

PyStarUpへようこそ!
Pythonを楽しく学びましょう
一緒に頑張りましょう!
💡 ヒント

print() を3回使います。それぞれの行に表示したい文字を入れましょう。

✅ 解答例
Python
print("PyStarUpへようこそ!")
print("Pythonを楽しく学びましょう")
print("一緒に頑張りましょう!")

解説:

  • print() を3回書くことで、3行に分けて表示できます
  • それぞれの print() の中に、表示したい文字を " " で囲んで書きます

問題2(基礎)⭐☆☆

以下のように、1行空けて2つの文を表示してください:

Pythonは楽しい!

毎日少しずつ学習しよう
💡 ヒント

空行を入れるには、何も書かない print() を使います。

✅ 解答例
Python
print("Pythonは楽しい!")
print()
print("毎日少しずつ学習しよう")

解説:

  • 2行目の print() には何も書いていません
  • これで空行(改行だけ)が入ります
  • 3つの print() で、「文字」→「空行」→「文字」という表示になります

問題3(応用)⭐⭐☆

以下のような自己紹介カードを表示するプログラムを書いてください:

====================
自己紹介
====================
名前: [あなたの名前]
年齢: [あなたの年齢]
目標: Pythonをマスターする!
====================
💡 ヒント

全部で7行です。print() を7回使いましょう。 [ ] の部分は自分の情報に書き換えてください。

✅ 解答例
Python
print("====================")
print("自己紹介")
print("====================")
print("名前: 太郎")
print("年齢: 25歳")
print("目標: Pythonをマスターする!")
print("====================")

解説:

  • 7つの print() で7行を表示しています
  • 装飾の線(=)を上下に配置することで、見栄えの良い表示になります
  • 記号(=:)も文字として扱えます
  • このように、print() を組み合わせることで、デザインされた表示が作れます

応用: この技術は、プログラムの実行結果を見やすくするときに役立ちます。


まとめ

このレッスンでは、最初のPythonプログラムを作成して実行する基本を学びました。

  • print() 関数を使って、画面に文字列を表示する方法を習得しました。
  • 文字列をクォーテーションで囲むこと、括弧を正しく書くことの重要性を理解しました。
  • 複数の print() を使って、複数行の出力を構成できるようになりました。
  • コードは半角英数字で記述し、表示内容には日本語も使えることを確認しました。
  • 初学者が遭遇しやすい文法エラーの原因と、基本的な修正方法を整理しました。