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Lesson3 / 6

Pythonの開発環境を準備しよう(Windows編)

PyStarUpでは、レッスンページやプレイグラウンドのエディタでPythonを実行できる環境がすでに用意されています。 そのため、今すぐ学習を始めたい場合は、環境構築をしなくてもこのサイト上でPythonを学べます。

このレッスンは、ローカル環境(自分のPC)でもPythonを使えるようにしたい人向けの内容です。

すぐに学習を始めたい方はこのレッスンを飛ばしてください。

目次

1. このレッスンで学ぶこと

  • WindowsにPythonをインストールする方法
  • インストールが正しくできたか確認する方法
  • テキストエディタ(VS Code)のインストール
  • 開発環境の基本的な使い方

2. なぜ開発環境の準備が必要なのか?

Pythonプログラムを書いて実行するには、まずパソコンに開発環境を整える必要があります。

開発環境とは: プログラムを書いて、実行するために必要なソフトウェアのセットです。

料理に例えるなら、キッチンの準備のようなものです。料理を始める前に、包丁やまな板、コンロを用意するように、プログラミングを始める前にも準備が必要です。

💡 豆知識: Pythonは最初からMacやLinuxにはインストールされていることが多いですが、Windowsには通常入っていません。そのため、自分でインストールする必要があります。


3. 必要なもの

このレッスンで準備するもの:

  1. Python本体: プログラムを実行するソフトウェア
  2. テキストエディタ: プログラムを書くソフトウェア(VS Codeを推奨)

4. Python本体のインストール

ステップ1: Pythonの公式サイトにアクセス

Webブラウザを開いて、以下のURLにアクセスします:

https://www.python.org/

ステップ2: ダウンロードページへ移動

  1. トップページの「Downloads」をクリック
  2. Download for Windows」の下にある黄色いボタン「Download Python 3.x.x」をクリック

注意: 数字(3.x.x)は常に最新バージョンが表示されます。特に理由がなければ、最新版をダウンロードしましょう。


ステップ3: インストーラーを実行

  1. ダウンロードしたファイル(python-3.x.x-amd64.exe)をダブルクリック
  2. インストーラーが起動します

重要: 必ずチェックを入れる!

インストーラーの最初の画面で、以下の項目に必ずチェックを入れてください:

☑ Add python.exe to PATH

このチェックを忘れると、インストール後に手動でパスを環境変数へ設定する必要があり、初心者がつまづくポイントになります。


ステップ4: インストール実行

チェックを入れたら、「Install Now」をクリックします。

インストール中の画面:

Installing:
- Python interpreter
- pip (package installer)
- Documentation
...

数分待つと、「Setup was successful(インストール成功)」と表示されます。

「Close」をクリックして完了!


ステップ5: インストール確認

正しくインストールできたか確認しましょう。

確認方法:

  1. スタートメニューを開く
  2. 検索ボックスに「cmd」と入力
  3. コマンドプロンプト」が表示されるのでクリック

黒い画面(コマンドプロンプト)が開きます。


ステップ6: Pythonのバージョン確認

コマンドプロンプトで以下を入力して、Enterキーを押します:

Shell
python --version

正しくインストールできている場合:

Python 3.11.0

のように、バージョン番号が表示されます。

エラーが出る場合:

'python' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。

このエラーが出た場合は、「Add python.exe to PATH」のチェックを忘れた可能性があります。一度Pythonをアンインストールして、再度インストールしてください。


ステップ7: pipの確認

pip(ピップ)は、Pythonのライブラリをインストールするためのツールです。Pythonと一緒に自動でインストールされます。

コマンドプロンプトで以下を入力:

Shell
pip --version

正しくインストールできている場合:

pip 23.0.1 from C:\Users\...\Python\Python311\site-packages\pip (python 3.11)

のように表示されます。


5. テキストエディタのインストール(VS Code)

Pythonのコードを書くには、テキストエディタが必要です。

推奨: Visual Studio Code(VS Code)

VS Codeは無料で、初心者にも使いやすく、プロも使う高機能なエディタです。


ステップ1: VS Codeのダウンロード

以下のURLにアクセス:

https://code.visualstudio.com/

トップページの「Download for Windows」をクリック


ステップ2: インストーラーを実行

  1. ダウンロードしたファイル(VSCodeUserSetup-x64-x.x.x.exe)をダブルクリック
  2. 利用規約に同意して「次へ」

推奨設定:

以下の項目にチェックを入れることをおすすめします:

☑ デスクトップ上にアイコンを作成する
☑ PATHへの追加(再起動後に使用可能)
☑ Codeで開くアクションをWindowsエクスプローラーのファイルコンテキストメニューに追加する
☑ Codeで開くアクションをWindowsエクスプローラーのディレクトリコンテキストメニューに追加する

「次へ」→「インストール」をクリックして完了を待ちます。


ステップ3: Python拡張機能のインストール

VS CodeでPythonを快適に使うために、拡張機能をインストールします。

  1. VS Codeを起動
  2. 左側のメニューから「拡張機能」アイコン(四角が4つのアイコン)をクリック
  3. 検索ボックスに「Python」と入力
  4. Python」(Microsoftが提供)を見つけて「Install」をクリック

インストール完了の確認: 「Install」ボタンが「Uninstall」に変われば成功です。


ステップ4: 日本語化(オプション)

VS Codeを日本語で使いたい場合:

  1. 拡張機能の検索ボックスに「Japanese」と入力
  2. Japanese Language Pack for Visual Studio Code」を見つけてインストール
  3. VS Codeを再起動

メニューが日本語になります。


6. 開発環境の動作確認

テストプログラムを書いてみよう

実際にプログラムを書いて実行してみましょう。

ステップ1: フォルダを作成

  1. デスクトップに「python_practice」という名前のフォルダを作成
    • 場所の例: C:\Users\[ユーザー名]\Desktop\python_practice

デスクトップを使うのは、見つけやすくて操作しやすいためです。必ずデスクトップである必要はありませんが、最初は分かりやすい場所を使うのがおすすめです。

ステップ2: VS Codeでフォルダを開く

  1. VS Codeを起動
  2. 「ファイル」→「フォルダーを開く」
  3. 先ほど作った「python_practice」フォルダを選択

ステップ3: 新しいファイルを作成

  1. 左側のエクスプローラーで「新しいファイル」アイコンをクリック
  2. ファイル名を「hello.py」として保存

ステップ4: コードを書く

この時点のフォルダ構成は次のようになります。

Desktop
└─ python_practice
   └─ hello.py

hello.py に以下を入力:

Python
print("Hello, Python!")
print("開発環境のセットアップ成功!")

保存: Ctrl + S で保存


プログラムを実行

VS Codeのターミナルを使って、プログラムを実行してみましょう。

  1. VS Code上部のメニューから「表示」をクリック
  2. メニューの中から「ターミナル」を選択
  3. 画面の下側にターミナルが開くことを確認
  4. ターミナルの現在の場所が python_practice フォルダになっていることを確認
    • もし違う場所にいる場合は、以下を入力して移動します:
    Shell
    cd python_practice
  5. 以下のコマンドを入力して、Enterキーを押す:
    Shell
    python hello.py

実行結果:

Hello, Python!
開発環境のセットアップ成功!

この結果が表示されれば、開発環境のセットアップ完了です!


7. まとめ

このレッスンでは、WindowsでPythonを使うための開発環境を構築しました。

  • Python本体のインストール手順と、確認コマンドの使い方を学びました。
  • インストール時の「Add python.exe to PATH」が重要な設定であることを理解しました。
  • VS CodeとPython拡張機能を導入し、編集と実行の基本操作を確認しました。
  • python --version などのコマンドで環境状態を確認する方法を身につけました。
  • テストプログラムを通して、VS CodeのターミナルからPythonを実行する流れを確認しました。