Pythonの開発環境を準備しよう(Mac編)
PyStarUpでは、レッスンページやプレイグラウンドのエディタでPythonを実行できる環境がすでに用意されています。 そのため、今すぐ学習を始めたい場合は、環境構築をしなくてもこのサイト上でPythonを学べます。
このレッスンは、ローカル環境(自分のMac)でもPythonを使えるようにしたい人向けの内容です。
すぐに学習を始めたい方はこのレッスンを飛ばしてください。
目次
このレッスンで学ぶこと
- MacにPythonをインストールする方法
- インストールが正しくできたか確認する方法
- テキストエディタ(VS Code)のインストール
- 開発環境の基本的な使い方
なぜ開発環境の準備が必要なのか?
Pythonプログラムを書いて実行するには、まずパソコンに開発環境を整える必要があります。
開発環境とは: プログラムを書いて、実行するために必要なソフトウェアのセットです。
料理に例えるなら、キッチンの準備のようなものです。料理を始める前に、包丁やまな板、コンロを用意するように、プログラミングを始める前にも準備が必要です。
💡 豆知識: MacにはPython 2系が最初からインストールされていますが、Python 2は2020年にサポートが終了しました。現在はPython 3系を使うのが標準なので、自分でインストールする必要があります。
必要なもの
このレッスンで準備するもの:
- Homebrew: Macでソフトウェアを管理するツール(推奨)
- Python本体: プログラムを実行するソフトウェア
- テキストエディタ: プログラムを書くソフトウェア(VS Codeを推奨)
現在のPython確認
まず、Macに最初から入っているPythonを確認しましょう。
ターミナルを開く
方法1: Spotlight検索
Command + Spaceを押す- 「ターミナル」と入力
- 「ターミナル.app」を選択
方法2: Finderから
- Finderを開く
- 「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ターミナル」
Pythonのバージョン確認
ターミナルで以下を入力:
Shellpython3 --version
表示例:
Python 3.9.6
Macには通常Python 3.9が入っていますが、最新版をインストールすることをおすすめします。
Homebrewのインストール
**Homebrew(ホームブリュー)**は、Macでソフトウェアを簡単にインストール・管理できるツールです。
Homebrewがインストールされているか確認
ターミナルで以下を入力:
Shellbrew --version
すでにインストールされている場合:
Homebrew 4.0.0
バージョンが表示されれば、すでにインストールされています。次のセクションに進んでください。
インストールされていない場合:
command not found: brew
このメッセージが出た場合は、次の手順でインストールします。
Homebrewのインストール手順
ステップ1: インストールコマンドを実行
ターミナルで以下のコマンドを入力(1行です):
Shell/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
注意: このコマンドは公式サイト(https://brew.sh/)に記載されているものです。
ステップ2: パスワードを入力
Macのログインパスワードを求められるので、入力してEnter。 (入力中は画面に何も表示されませんが、正常です)
ステップ3: インストール確認
数分待つと、インストールが完了します。
ステップ4: PATHの設定(Apple Silicon Macの場合)
M1/M2/M3チップのMacの場合、追加で以下を実行:
Shellecho 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> ~/.zprofile eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"
Intel Macの場合は不要です。
Python 3の最新版をインストール
Homebrewを使ってPython 3の最新版をインストールします。
ステップ1: Pythonをインストール
ターミナルで以下を入力:
Shellbrew install python3
インストール中:
==> Downloading python...
==> Installing python...
...
数分かかります。
ステップ2: インストール確認
Shellpython3 --version
正しくインストールできた場合:
Python 3.11.0
最新のバージョン番号が表示されます。
ステップ3: pipの確認
**pip(ピップ)**は、Pythonのライブラリをインストールするためのツールです。Python 3と一緒に自動でインストールされます。
Shellpip3 --version
正しくインストールできた場合:
pip 23.0.1 from /opt/homebrew/lib/python3.11/site-packages/pip (python 3.11)
python3とpythonの違い
Macでは、コマンドを使い分けます:
| コマンド | 内容 |
|---|---|
python | 古いPython 2(使わない) |
python3 | 新しいPython 3(これを使う) |
pip | Python 2用(使わない) |
pip3 | Python 3用(これを使う) |
重要: 必ず python3 と pip3 を使いましょう。
テキストエディタのインストール(VS Code)
Pythonのコードを書くには、テキストエディタが必要です。
推奨: Visual Studio Code(VS Code)
VS Codeは無料で、初心者にも使いやすく、プロも使う高機能なエディタです。
ステップ1: VS Codeのダウンロード
以下のURLにアクセス:
https://code.visualstudio.com/
「Download for Mac」をクリック
Apple Silicon Mac(M1/M2/M3)の場合: 「Apple Silicon」版をダウンロード
Intel Macの場合: 「Intel Chip」版をダウンロード
ステップ2: インストール
- ダウンロードした
.zipファイルをダブルクリック - 解凍された「Visual Studio Code.app」を「アプリケーション」フォルダにドラッグ&ドロップ
完了!
ステップ3: VS Codeを起動
- 「アプリケーション」フォルダから「Visual Studio Code」を起動
- 初回起動時、「開いてもよろしいですか?」と聞かれたら「開く」をクリック
ステップ4: Python拡張機能のインストール
VS CodeでPythonを快適に使うために、拡張機能をインストールします。
- VS Codeを起動
- 左側のメニューから「拡張機能」アイコン(四角が4つのアイコン)をクリック
- 検索ボックスに「Python」と入力
- 「Python」(Microsoftが提供)を見つけて「Install」をクリック
インストール完了の確認: 「Install」ボタンが「Uninstall」に変われば成功です。
ステップ5: 日本語化(オプション)
VS Codeを日本語で使いたい場合:
- 拡張機能の検索ボックスに「Japanese」と入力
- 「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」を見つけてインストール
- VS Codeを再起動
メニューが日本語になります。
開発環境の動作確認
テストプログラムを書いてみよう
実際にプログラムを書いて実行してみましょう。
ステップ1: フォルダを作成
ターミナルで以下を入力:
Shell# ホームディレクトリに移動 cd ~ # Documentsフォルダに移動 cd Documents # python_practiceフォルダを作成 mkdir python_practice # 作成したフォルダに移動 cd python_practice
ステップ2: VS Codeでフォルダを開く
- VS Codeを起動
- 「ファイル」→「フォルダーを開く」(または
Command + O) - 「Documents」→「python_practice」を選択して「開く」
ステップ3: 新しいファイルを作成
- 左側のエクスプローラーで「新しいファイル」アイコンをクリック
- ファイル名を「hello.py」として保存
ステップ4: コードを書く
hello.py に以下を入力:
Pythonprint("Hello, Python!") print("開発環境のセットアップ成功!")
保存: Command + S で保存
プログラムを実行
方法1: VS Code内で実行(推奨)
hello.pyを開いた状態で、右上の「▶(再生ボタン)」をクリック- 下部のターミナルに結果が表示される
実行結果:
Hello, Python!
開発環境のセットアップ成功!
方法2: ターミナルで実行
- ターミナルを開く
- フォルダに移動:
Shell
cd ~/Documents/python_practice - 実行:
Shell
python3 hello.py
実行結果:
Hello, Python!
開発環境のセットアップ成功!
この結果が表示されれば、開発環境のセットアップ完了です!
よくある問題と解決方法
問題1: 「command not found: python3」エラー
エラーメッセージ:
command not found: python3
原因: Python 3がインストールされていない
解決方法:
Shellbrew install python3
問題2: Homebrewのインストールに失敗
症状: インストールコマンドでエラーが出る
解決方法:
- Xcodeコマンドラインツールをインストール:
Shell
xcode-select --install - インストール後、再度Homebrewのインストールを試す
問題3: 「Permission denied」エラー
症状: ファイルやフォルダ作成時にエラー
解決方法:
コマンドの前に sudo を付ける:
Shellsudo mkdir python_practice
パスワードを求められるので、Macのログインパスワードを入力。
問題4: VS Codeでプログラムが実行できない
症状: 再生ボタンを押しても何も起こらない
解決方法:
- Python拡張機能がインストールされているか確認
- VS Codeを再起動
- ファイルを
.pyの拡張子で保存しているか確認 - VS Codeのインタープリター設定を確認:
Command + Shift + P- 「Python: Select Interpreter」を検索
- インストールしたPython 3を選択
問題5: 文字化けする
症状: 日本語が正しく表示されない
解決方法:
ファイルの先頭に以下を追加:
Python# -*- coding: utf-8 -*-
また、VS Codeの設定で「UTF-8」が選ばれているか確認してください。
ターミナルの基本コマンド
Mac開発でよく使うコマンドをまとめます。
| コマンド | 意味 | 例 |
|---|---|---|
pwd | 現在のフォルダを表示 | pwd |
ls | ファイル一覧を表示 | ls |
cd | フォルダに移動 | cd Documents |
mkdir | フォルダを作成 | mkdir test |
touch | ファイルを作成 | touch hello.py |
rm | ファイルを削除 | rm test.txt |
cat | ファイルの内容を表示 | cat hello.py |
ショートカット:
~: ホームディレクトリ.: 現在のディレクトリ..: 1つ上のディレクトリ
練習問題
問題1(基礎)⭐☆☆
Pythonが正しくインストールされているか確認するコマンドを書いてください。
💡 ヒント
ターミナルで入力するコマンドです。バージョンを確認するコマンドを思い出しましょう。Macでは python3 を使います。
✅ 解答例
Shellpython3 --version
実行結果例:
Python 3.11.0
解説:
--version オプションを付けることで、インストールされているPythonのバージョンを確認できます。このコマンドでバージョンが表示されれば、Pythonが正しくインストールされています。
Macでは python ではなく python3 を使うことに注意してください。
問題2(基礎)⭐☆☆
以下のプログラムを test.py という名前で保存して実行してください:
Pythonprint("私の名前は〇〇です") print("Pythonの学習を始めました")
(〇〇の部分は自分の名前に変えてください)
💡 ヒント
- VS Codeで新しいファイルを作成
- ファイル名を
test.pyにする - コードを入力して保存(Command+S)
- 右上の▶ボタンで実行
✅ 解答例
ファイル名: test.py
コード:
Pythonprint("私の名前は太郎です") print("Pythonの学習を始めました")
実行結果:
私の名前は太郎です
Pythonの学習を始めました
解説: これが実行できれば、開発環境が正しくセットアップされています。今後のレッスンでは、このように「コードを書く→保存→実行」という流れを繰り返していきます。
問題3(応用)⭐⭐☆
ターミナルを使って、以下の手順を実行してください:
- Documentsフォルダに移動
python_testという名前のフォルダを作成- そのフォルダに移動
greeting.pyというファイルを作成して、「こんにちは」と表示するプログラムを書く- 実行する
💡 ヒント
使うコマンド:
- フォルダ移動:
cd - フォルダ作成:
mkdir - ファイル作成: テキストエディタで作成(
touchでも可) - 実行:
python3 greeting.py
✅ 解答例
ターミナルでの操作:
Shell# Documentsフォルダに移動 cd ~/Documents # フォルダ作成 mkdir python_test # 作成したフォルダに移動 cd python_test
テキストエディタ(VS Codeやテキストエディット)で greeting.py を作成:
Pythonprint("こんにちは")
ファイルを python_test フォルダに保存します。
実行:
Shellpython3 greeting.py
実行結果:
こんにちは
別解(ターミナルだけで完結):
Shellcd ~/Documents mkdir python_test cd python_test echo 'print("こんにちは")' > greeting.py python3 greeting.py
解説: この問題では、ターミナルの基本操作を練習しました。フォルダの作成・移動ができるようになると、ファイル管理がスムーズになります。
まとめ
このレッスンでは、MacでPython開発を始めるための環境構築を行いました。
- Homebrewを使ってPython 3を導入し、インストール手順を理解しました。
- Macでは
python3とpip3を使うことが基本であると確認しました。 - VS CodeとPython拡張機能を設定し、編集と実行の流れを確認しました。
python3 --versionなどの確認コマンドで環境を検証する方法を学びました。- ターミナル操作と代表的なつまずきポイントを整理し、初期設定を自力で進められる状態になりました。
Pythonの開発環境を準備しよう(Mac編)
PyStarUpでは、レッスンページやプレイグラウンドのエディタでPythonを実行できる環境がすでに用意されています。 そのため、今すぐ学習を始めたい場合は、環境構築をしなくてもこのサイト上でPythonを学べます。
このレッスンは、ローカル環境(自分のMac)でもPythonを使えるようにしたい人向けの内容です。
すぐに学習を始めたい方はこのレッスンを飛ばしてください。
目次
このレッスンで学ぶこと
- MacにPythonをインストールする方法
- インストールが正しくできたか確認する方法
- テキストエディタ(VS Code)のインストール
- 開発環境の基本的な使い方
なぜ開発環境の準備が必要なのか?
Pythonプログラムを書いて実行するには、まずパソコンに開発環境を整える必要があります。
開発環境とは: プログラムを書いて、実行するために必要なソフトウェアのセットです。
料理に例えるなら、キッチンの準備のようなものです。料理を始める前に、包丁やまな板、コンロを用意するように、プログラミングを始める前にも準備が必要です。
💡 豆知識: MacにはPython 2系が最初からインストールされていますが、Python 2は2020年にサポートが終了しました。現在はPython 3系を使うのが標準なので、自分でインストールする必要があります。
必要なもの
このレッスンで準備するもの:
- Homebrew: Macでソフトウェアを管理するツール(推奨)
- Python本体: プログラムを実行するソフトウェア
- テキストエディタ: プログラムを書くソフトウェア(VS Codeを推奨)
現在のPython確認
まず、Macに最初から入っているPythonを確認しましょう。
ターミナルを開く
方法1: Spotlight検索
Command + Spaceを押す- 「ターミナル」と入力
- 「ターミナル.app」を選択
方法2: Finderから
- Finderを開く
- 「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ターミナル」
Pythonのバージョン確認
ターミナルで以下を入力:
Shellpython3 --version
表示例:
Python 3.9.6
Macには通常Python 3.9が入っていますが、最新版をインストールすることをおすすめします。
Homebrewのインストール
**Homebrew(ホームブリュー)**は、Macでソフトウェアを簡単にインストール・管理できるツールです。
Homebrewがインストールされているか確認
ターミナルで以下を入力:
Shellbrew --version
すでにインストールされている場合:
Homebrew 4.0.0
バージョンが表示されれば、すでにインストールされています。次のセクションに進んでください。
インストールされていない場合:
command not found: brew
このメッセージが出た場合は、次の手順でインストールします。
Homebrewのインストール手順
ステップ1: インストールコマンドを実行
ターミナルで以下のコマンドを入力(1行です):
Shell/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
注意: このコマンドは公式サイト(https://brew.sh/)に記載されているものです。
ステップ2: パスワードを入力
Macのログインパスワードを求められるので、入力してEnter。 (入力中は画面に何も表示されませんが、正常です)
ステップ3: インストール確認
数分待つと、インストールが完了します。
ステップ4: PATHの設定(Apple Silicon Macの場合)
M1/M2/M3チップのMacの場合、追加で以下を実行:
Shellecho 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> ~/.zprofile eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"
Intel Macの場合は不要です。
Python 3の最新版をインストール
Homebrewを使ってPython 3の最新版をインストールします。
ステップ1: Pythonをインストール
ターミナルで以下を入力:
Shellbrew install python3
インストール中:
==> Downloading python...
==> Installing python...
...
数分かかります。
ステップ2: インストール確認
Shellpython3 --version
正しくインストールできた場合:
Python 3.11.0
最新のバージョン番号が表示されます。
ステップ3: pipの確認
**pip(ピップ)**は、Pythonのライブラリをインストールするためのツールです。Python 3と一緒に自動でインストールされます。
Shellpip3 --version
正しくインストールできた場合:
pip 23.0.1 from /opt/homebrew/lib/python3.11/site-packages/pip (python 3.11)
python3とpythonの違い
Macでは、コマンドを使い分けます:
| コマンド | 内容 |
|---|---|
python | 古いPython 2(使わない) |
python3 | 新しいPython 3(これを使う) |
pip | Python 2用(使わない) |
pip3 | Python 3用(これを使う) |
重要: 必ず python3 と pip3 を使いましょう。
テキストエディタのインストール(VS Code)
Pythonのコードを書くには、テキストエディタが必要です。
推奨: Visual Studio Code(VS Code)
VS Codeは無料で、初心者にも使いやすく、プロも使う高機能なエディタです。
ステップ1: VS Codeのダウンロード
以下のURLにアクセス:
https://code.visualstudio.com/
「Download for Mac」をクリック
Apple Silicon Mac(M1/M2/M3)の場合: 「Apple Silicon」版をダウンロード
Intel Macの場合: 「Intel Chip」版をダウンロード
ステップ2: インストール
- ダウンロードした
.zipファイルをダブルクリック - 解凍された「Visual Studio Code.app」を「アプリケーション」フォルダにドラッグ&ドロップ
完了!
ステップ3: VS Codeを起動
- 「アプリケーション」フォルダから「Visual Studio Code」を起動
- 初回起動時、「開いてもよろしいですか?」と聞かれたら「開く」をクリック
ステップ4: Python拡張機能のインストール
VS CodeでPythonを快適に使うために、拡張機能をインストールします。
- VS Codeを起動
- 左側のメニューから「拡張機能」アイコン(四角が4つのアイコン)をクリック
- 検索ボックスに「Python」と入力
- 「Python」(Microsoftが提供)を見つけて「Install」をクリック
インストール完了の確認: 「Install」ボタンが「Uninstall」に変われば成功です。
ステップ5: 日本語化(オプション)
VS Codeを日本語で使いたい場合:
- 拡張機能の検索ボックスに「Japanese」と入力
- 「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」を見つけてインストール
- VS Codeを再起動
メニューが日本語になります。
開発環境の動作確認
テストプログラムを書いてみよう
実際にプログラムを書いて実行してみましょう。
ステップ1: フォルダを作成
ターミナルで以下を入力:
Shell# ホームディレクトリに移動 cd ~ # Documentsフォルダに移動 cd Documents # python_practiceフォルダを作成 mkdir python_practice # 作成したフォルダに移動 cd python_practice
ステップ2: VS Codeでフォルダを開く
- VS Codeを起動
- 「ファイル」→「フォルダーを開く」(または
Command + O) - 「Documents」→「python_practice」を選択して「開く」
ステップ3: 新しいファイルを作成
- 左側のエクスプローラーで「新しいファイル」アイコンをクリック
- ファイル名を「hello.py」として保存
ステップ4: コードを書く
hello.py に以下を入力:
Pythonprint("Hello, Python!") print("開発環境のセットアップ成功!")
保存: Command + S で保存
プログラムを実行
方法1: VS Code内で実行(推奨)
hello.pyを開いた状態で、右上の「▶(再生ボタン)」をクリック- 下部のターミナルに結果が表示される
実行結果:
Hello, Python!
開発環境のセットアップ成功!
方法2: ターミナルで実行
- ターミナルを開く
- フォルダに移動:
Shell
cd ~/Documents/python_practice - 実行:
Shell
python3 hello.py
実行結果:
Hello, Python!
開発環境のセットアップ成功!
この結果が表示されれば、開発環境のセットアップ完了です!
よくある問題と解決方法
問題1: 「command not found: python3」エラー
エラーメッセージ:
command not found: python3
原因: Python 3がインストールされていない
解決方法:
Shellbrew install python3
問題2: Homebrewのインストールに失敗
症状: インストールコマンドでエラーが出る
解決方法:
- Xcodeコマンドラインツールをインストール:
Shell
xcode-select --install - インストール後、再度Homebrewのインストールを試す
問題3: 「Permission denied」エラー
症状: ファイルやフォルダ作成時にエラー
解決方法:
コマンドの前に sudo を付ける:
Shellsudo mkdir python_practice
パスワードを求められるので、Macのログインパスワードを入力。
問題4: VS Codeでプログラムが実行できない
症状: 再生ボタンを押しても何も起こらない
解決方法:
- Python拡張機能がインストールされているか確認
- VS Codeを再起動
- ファイルを
.pyの拡張子で保存しているか確認 - VS Codeのインタープリター設定を確認:
Command + Shift + P- 「Python: Select Interpreter」を検索
- インストールしたPython 3を選択
問題5: 文字化けする
症状: 日本語が正しく表示されない
解決方法:
ファイルの先頭に以下を追加:
Python# -*- coding: utf-8 -*-
また、VS Codeの設定で「UTF-8」が選ばれているか確認してください。
ターミナルの基本コマンド
Mac開発でよく使うコマンドをまとめます。
| コマンド | 意味 | 例 |
|---|---|---|
pwd | 現在のフォルダを表示 | pwd |
ls | ファイル一覧を表示 | ls |
cd | フォルダに移動 | cd Documents |
mkdir | フォルダを作成 | mkdir test |
touch | ファイルを作成 | touch hello.py |
rm | ファイルを削除 | rm test.txt |
cat | ファイルの内容を表示 | cat hello.py |
ショートカット:
~: ホームディレクトリ.: 現在のディレクトリ..: 1つ上のディレクトリ
練習問題
問題1(基礎)⭐☆☆
Pythonが正しくインストールされているか確認するコマンドを書いてください。
💡 ヒント
ターミナルで入力するコマンドです。バージョンを確認するコマンドを思い出しましょう。Macでは python3 を使います。
✅ 解答例
Shellpython3 --version
実行結果例:
Python 3.11.0
解説:
--version オプションを付けることで、インストールされているPythonのバージョンを確認できます。このコマンドでバージョンが表示されれば、Pythonが正しくインストールされています。
Macでは python ではなく python3 を使うことに注意してください。
問題2(基礎)⭐☆☆
以下のプログラムを test.py という名前で保存して実行してください:
Pythonprint("私の名前は〇〇です") print("Pythonの学習を始めました")
(〇〇の部分は自分の名前に変えてください)
💡 ヒント
- VS Codeで新しいファイルを作成
- ファイル名を
test.pyにする - コードを入力して保存(Command+S)
- 右上の▶ボタンで実行
✅ 解答例
ファイル名: test.py
コード:
Pythonprint("私の名前は太郎です") print("Pythonの学習を始めました")
実行結果:
私の名前は太郎です
Pythonの学習を始めました
解説: これが実行できれば、開発環境が正しくセットアップされています。今後のレッスンでは、このように「コードを書く→保存→実行」という流れを繰り返していきます。
問題3(応用)⭐⭐☆
ターミナルを使って、以下の手順を実行してください:
- Documentsフォルダに移動
python_testという名前のフォルダを作成- そのフォルダに移動
greeting.pyというファイルを作成して、「こんにちは」と表示するプログラムを書く- 実行する
💡 ヒント
使うコマンド:
- フォルダ移動:
cd - フォルダ作成:
mkdir - ファイル作成: テキストエディタで作成(
touchでも可) - 実行:
python3 greeting.py
✅ 解答例
ターミナルでの操作:
Shell# Documentsフォルダに移動 cd ~/Documents # フォルダ作成 mkdir python_test # 作成したフォルダに移動 cd python_test
テキストエディタ(VS Codeやテキストエディット)で greeting.py を作成:
Pythonprint("こんにちは")
ファイルを python_test フォルダに保存します。
実行:
Shellpython3 greeting.py
実行結果:
こんにちは
別解(ターミナルだけで完結):
Shellcd ~/Documents mkdir python_test cd python_test echo 'print("こんにちは")' > greeting.py python3 greeting.py
解説: この問題では、ターミナルの基本操作を練習しました。フォルダの作成・移動ができるようになると、ファイル管理がスムーズになります。
まとめ
このレッスンでは、MacでPython開発を始めるための環境構築を行いました。
- Homebrewを使ってPython 3を導入し、インストール手順を理解しました。
- Macでは
python3とpip3を使うことが基本であると確認しました。 - VS CodeとPython拡張機能を設定し、編集と実行の流れを確認しました。
python3 --versionなどの確認コマンドで環境を検証する方法を学びました。- ターミナル操作と代表的なつまずきポイントを整理し、初期設定を自力で進められる状態になりました。