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Lesson2 / 6

if-else文で2つの処理を分岐

目次

1. このレッスンで学ぶこと

  • if-else文の基本的な書き方
  • 条件が真の場合と偽の場合で処理を分ける方法
  • if文との違い
  • 実践的な使い方

2. if-else文とは

if-else文は、条件が真(True)の場合と偽(False)の場合で、それぞれ異なる処理を実行する制御構文です。「もし〜ならば〜、そうでなければ〜」という二択の分岐を実現します。

if-else文の基本構造

Python
if 条件式:
    処理A  # 条件が真(True)のときに実行
else:
    処理B  # 条件が偽(False)のときに実行

if文との違い

特徴if文のみif-else文
条件が真のとき処理を実行処理Aを実行
条件が偽のとき何もしない処理Bを実行
用途条件満たすときだけ処理必ず何らかの処理

if-else文の特徴

  • 条件の真偽に応じて2つの処理を分岐
  • 必ずどちらか一方の処理が実行される
  • 「ON/OFF」「Yes/No」のような二択に最適
  • elseブロックは条件を書かない

簡単な例

Python
# if文のみ(条件が偽のとき何も起こらない)
age = 15
if age >= 18:
    print("成人です")
# 何も表示されない

# if-else文(必ずどちらか実行される)
age = 15
if age >= 18:
    print("成人です")
else:
    print("未成年です")  # これが実行される

3. なぜif-else文が必要なのか?

if文だけだと、条件が偽のときに何も起こりません。条件が偽のときにも別の処理をしたい場合があります。

Python
age = 15

# if文だけの場合
if age >= 18:
    print("成人です")
# 未成年の場合、何も表示されない

# if-else文を使う
if age >= 18:
    print("成人です")
else:
    print("未成年です")

if-else文を使うことで、条件の真偽に応じて2つの処理を明確に分岐できます。

💡 豆知識: if-elseは「もし〜ならば〜、そうでなければ〜」という日常的な思考パターンをコードで表現したものです。プログラミングの最も基本的な分岐処理です。


4. if-else文の基本

基本的な書き方

機能: 条件が真なら最初のブロック、偽なら else のブロックを実行します。

Python
if 条件式:
    # 条件が真のときの処理
    処理A
else:
    # 条件が偽のときの処理
    処理B

書き方のルール:

  1. if の後に条件式とコロン
  2. 真のときの処理をインデント
  3. else: を同じインデントレベルで書く
  4. 偽のときの処理をインデント

用途: 二択の判定、ON/OFF切り替え、フラグ管理


5. 具体例

例1: 年齢による判定

Python
age = 15

if age >= 18:
    print("成人です")
    print("お酒が飲めます")
else:
    print("未成年です")
    print("お酒は飲めません")

# 実行結果:
# 未成年です
# お酒は飲めません

例2: 偶数・奇数の判定

Python
number = 7

if number % 2 == 0:
    print(f"{number}は偶数です")
else:
    print(f"{number}は奇数です")

# 実行結果:
# 7は奇数です

例3: 合格・不合格の判定

Python
score = 55

if score >= 60:
    print("合格")
    result = "合格"
else:
    print("不合格")
    result = "不合格"

print(f"結果: {result}")

# 実行結果:
# 不合格
# 結果: 不合格

6. if文とif-else文の違い

if文のみ

Python
score = 55

if score >= 60:
    print("合格です")

print("プログラム終了")

# 実行結果:
# プログラム終了
# (合格のメッセージは表示されない)

if-else文

Python
score = 55

if score >= 60:
    print("合格です")
else:
    print("不合格です")

print("プログラム終了")

# 実行結果:
# 不合格です
# プログラム終了

違い: if-elseは必ずどちらか一方のブロックが実行されます。


7. 練習問題

問題1(基礎)⭐☆☆

変数temperatureに気温が入っています。25度以上なら「暑い」、25度未満なら「涼しい」と表示してください。

💡 ヒント

if-elseで二択に分岐します。

✅ 解答例
Python
temperature = 28

if temperature >= 25:
    print("暑い")
else:
    print("涼しい")

実行結果:

暑い

解説: 28度は25度以上なので、if側のブロックが実行されます。


問題2(基礎)⭐☆☆

変数is_rainingに天気の状態が入っています。雨なら「傘が必要です」、雨でないなら「傘は不要です」と表示してください。

💡 ヒント

真偽値を直接if文で使えます。

✅ 解答例
Python
is_raining = True

if is_raining:
    print("傘が必要です")
else:
    print("傘は不要です")

実行結果:

傘が必要です

解説: is_rainingTrueなので、if側が実行されます。


問題3(応用)⭐⭐☆

変数numberに数値が入っています。正の数なら「正の数です」、それ以外(0または負の数)なら「0または負の数です」と表示してください。

💡 ヒント

> 0 で正の数を判定します。

✅ 解答例
Python
number = -5

if number > 0:
    print("正の数です")
else:
    print("0または負の数です")

# 別の例
number2 = 10
if number2 > 0:
    print("正の数です")
else:
    print("0または負の数です")

実行結果:

0または負の数です
正の数です

解説: 0より大きければ正の数、そうでなければ0または負の数です。


8. まとめ

このレッスンでは、if-else文を使って2択の分岐を実装する方法を学びました。

  • if-else文を使うと、条件が真の場合と偽の場合の両方を定義できます。
  • 条件式を明確に書くことで、意図した分岐を安定して実行できます。
  • 比較演算子を使って、数値や文字列の判定を行えるようになりました。
  • 2択処理は入力チェックや判定ロジックの基礎になります。
  • 分岐ごとに出力を確認し、実行結果から条件式を調整することが重要です。