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Lesson1 / 6

if文の基本 - 条件によって処理を分ける

目次

1. このレッスンで学ぶこと

  • if文とは何か、なぜ必要なのか
  • if文の基本的な書き方
  • インデント(字下げ)の重要性
  • 条件式の書き方

2. if文とは

if文は、条件によって処理を実行するかどうかを決める制御構文です。「もし〜ならば」という条件分岐を実現します。

if文の基本構造

Python
if 条件式:
    処理  # 条件が真(True)のときに実行

if文の構成要素

要素説明
if条件分岐のキーワードif age >= 18:
条件式真偽を判定する式age >= 18
:ブロックの開始を示す条件式の後ろに必須
インデント処理のブロックを示すスペース4つ

if文の特徴

  • 条件が真(True)のときだけ処理を実行
  • 条件が偽(False)のときは何もしない
  • インデントでブロックを表現(Pythonの特徴)
  • 複数の処理をまとめて実行できる

簡単な例

Python
# 基本的なif文
age = 20
if age >= 18:
    print("成人です")  # 条件が真なので実行される

age = 15
if age >= 18:
    print("成人です")  # 条件が偽なので実行されない

3. なぜif文が必要なのか?

プログラムでは、「条件によって処理を変える」場面が非常に多くあります。

Python
age = 20

# 20歳以上なら成人
if age >= 20:
    print("成人です")

if文を使うことで、条件が満たされたときだけ特定の処理を実行できます。

💡 豆知識: if文は「制御構文」の一種です。プログラムの流れ(フロー)を制御する基本的な仕組みで、あらゆるプログラミング言語に存在します。


4. if文の基本

基本的な書き方

機能: 条件が真(True)のときだけ、インデントされた処理を実行します。

Python
# 基本形
if 条件式:
    処理

# 具体例
age = 18
if age >= 18:
    print("成人です")

書き方のルール:

  1. if の後に条件式を書く
  2. 条件式の後にコロン(:)を付ける
  3. 実行する処理はインデント(字下げ)する

用途: 条件判定、フィルタリング、バリデーション


インデントの重要性

Python
# 正しいインデント
age = 25
if age >= 20:
    print("成人です")  # インデントあり(実行される)
    print("飲酒可能です")  # インデントあり(実行される)

# インデントなし
print("このメッセージは常に表示されます")  # 条件に関係なく実行

注意: Pythonではインデント(通常はスペース4つ)でブロックを表します。インデントがないとエラーになります。


5. 具体例

例1: 年齢チェック

Python
age = 15

if age >= 18:
    print("映画のR指定作品を見られます")

if age >= 20:
    print("お酒を飲めます")

# 実行結果: 何も表示されない(どちらの条件も満たさない)

例2: 点数による合格判定

Python
score = 75

if score >= 60:
    print("合格です!")
    print(f"あなたの点数: {score}点")

# 実行結果:
# 合格です!
# あなたの点数: 75点

例3: パスワードチェック

Python
password = "secret123"
correct_password = "secret123"

if password == correct_password:
    print("ログイン成功")
    print("ようこそ!")

# 実行結果:
# ログイン成功
# ようこそ!

6. 練習問題

問題1(基礎)⭐☆☆

変数temperatureに気温が入っています。30度以上なら「暑いです」と表示してください。

💡 ヒント

>= 演算子を使います。

✅ 解答例
Python
temperature = 35

if temperature >= 30:
    print("暑いです")

実行結果:

暑いです

解説: 条件式 temperature >= 30 が真なので、インデントされた処理が実行されます。


問題2(基礎)⭐☆☆

変数scoreに点数が入っています。80点以上なら「優秀です」と表示してください。

💡 ヒント

if文の基本形を使います。

✅ 解答例
Python
score = 85

if score >= 80:
    print("優秀です")
    print(f"点数: {score}点")

実行結果:

優秀です
点数: 85点

解説: 条件を満たすので、2行とも実行されます。


問題3(応用)⭐⭐☆

変数passwordにパスワードが入っています。8文字以上なら「パスワードは有効です」、8文字未満なら何も表示しないプログラムを作成してください。

💡 ヒント

len() 関数で文字列の長さを取得します。

✅ 解答例
Python
password = "mypass123"

if len(password) >= 8:
    print("パスワードは有効です")
    print(f"文字数: {len(password)}文字")

# 8文字未満の場合
password2 = "short"

if len(password2) >= 8:
    print("パスワードは有効です")  # 実行されない

実行結果:

パスワードは有効です
文字数: 9文字

解説: len(password) が8以上の場合のみメッセージが表示されます。


7. まとめ

このレッスンでは、if文を使った基本的な条件分岐を学びました。

  • if文は「条件が真のときだけ処理する」ための基本構文です。
  • 比較演算子と組み合わせることで、判定結果に応じた処理を実装できます。
  • 条件式はTrue/Falseで評価されることを確認しました。
  • インデントを正しくそろえることが、Pythonでの条件分岐では重要です。
  • 単純な判定を小さく作って動作確認する習慣が、バグ防止につながります。